【プラズマ発生中】イグニッションコイルCDI駆動回路自作【その2】

前回の説明があんまりだったので、もう少しちゃんと解説しておこうと思います。

今回使ったのがこのバイク用のイグニッションコイル(点火用コイル)です。

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ネットの通販で1,000~2,000円くらいで手に入ります。本当はもっと強力な車用のものとかがよいのですが、そちらは手に入りにくいので、バイク用のものを使います。

以下がイグニッションコイルを駆動する回路です。

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いわゆるCDI方式というやつで、こちらのサイトの回路図を参考にしました。

CDIの製作

ざっくり説明すると、AC100Vを整流し、フィルムコンデンサに溜めて、MOSFETで一気に短絡して、イグニッションコイルに大きな電流をぶち込んでいます。

ぶっちゃけいくつかの部品は定格を超えたパワーで駆動しているので、1分間くらい連続で駆動すると発熱して焦げ臭くなってきます(ということで、この回路は全くおすすめしません。むしろマネしないでください)。

動画も載せておきます。

我ながら、けっこう良い感じに放電させられていて、満足してます。放電のし方から、おそらく20kV~30kVくらい出ているんじゃないかと思っています。

 

【プラズマ発生中】近状報告【その1】

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ずいぶん更新してませんでした。

ネタがないというわけではないのですが、中途半端になっちゃうし、ネタを書いたら解説しなきゃいけないしで、ずるずると来ていました。

といってもさすがに更新しなさ過ぎだなと思いまして、中途半端でもいいから何かしら更新しておこうということで、写真を1枚だけupしておきます。

まあこれが何かということはご想像にお任せします。

そのうち気が向いたら解説します。今日はその気力がないです。

地味な感じですが、結構パワーすごいです。周辺機器がなぜか誤作動(液晶が一瞬暗転したり)します。ヤバいです。

我が家のCNCフライスの紹介

このブログでは、うちのCNCフライスの紹介をしていなかったので、しようと思います。

CNCフライスは今年の1月頃に購入して、立ち上げに3ヶ月近くかかったのですが、あんまり活用できてないというなんとも悲しい存在です。機種はCNCフライス界隈ではまず知らない人はいないと思われるオリジナルマインドのKitMill RD300です。

それではまず外観をどうぞ。

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周りの箱は、夜中でもCNCフライスが使えるようにと自作した防音BOXです。我ながら、せっかくだからと欲張って大きくしちゃったんですが、やっぱでかすぎます。ぶっちゃけフライスを使った工作より、防音BOXを作ることに時間を費やしており、まったくもって本末転倒なのです。さらに、実は部屋の中で組み立ててから気づいたのですが、このBOX、部屋の出入り口の扉を通らないんですよね。でかすぎて。我ながらバカやってるなあ、と。中には棚を設置してあって、コントローラーや集塵機などが設置されてます。

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動作時には、防音BOX内部は肉眼ではのぞけないので、2台のwebカメラでモニターします。

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ペットボトル2つを組み合わせたサイクロトロン集塵機です。我ながらこれはよい感じに仕上がりました。ペットボトルの選定がミソで、偶然手に入れたペプシネックスゼロ270mlがぴったりでした。実はこの集塵機は何度も作り直しており、これが3号機くらいになります。今度、作り方を記事にしようと思ってます。

購入当時はめっちゃワクテカだったですが、実はここ数か月、動してなくて、ちょーもったいない状態が続いています。もちろんいろいろと作りたいものはあって、計画はしているのですが、自分の計画性のなさから、なかなか計画が実行されてないのです。う~ん、計画性のある人間になりた~い。

発振回路試作しました

ちょっと思うところがありまして、ハートレー発振回路という発振回路を試作しました。思うところというのは、ちょっと実は作りたいモノがありまして、その前準備なのですが。まあそのうち機会があれば・・・。

どういう回路かということは、まあ自分が説明するよりWiki先生を見てもらった方が早いでしょう。

ハートレー発振回路 - Wikipedia

以下の記事を参考にして、

ハートレー発振回路

というかそのまま真似して作ったら、あっさり動作しました。アリガタヤ、アリガタヤ(-m-)”

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動作確認した回路の写真です。それぞれの素子の数値とかは、家の棚にあるものでつくったので、適当に変わっています。ちなみに補足の書き込みには、Skitchというソフトを使っていて、これ超便利です。

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波形はこんな感じ。

時間が経つと忘れちゃうので、一応回路図も書いておきました。

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リラックマがトコトコ歩く謎

以前、グラフィグサーボモータを7個仕込んで歩かせるってことを考えていたのですが、

グラフィグにモータ入れたい

ぶっちゃけ、やっぱりいきなり7個も仕込むのはハードル高いし、絶対いつもの自分でハードル上げすぎて途中で挫折するパターンだなと思いまして、まずはもっと簡単なものから行こうと思い直しました。

んでいい方法ないだろうかといろいろとネットを徘徊しました結果、「これだ!」というものが見つかったわけです。

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トコトコ歩くリラックマ。さっそくAmazonで安いやつを見つけて手に入れました。

実際歩かせるとこんな感じです。そして、歩くことを確認したら、即座に解体。

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後ろのチャックを開けると・・・、

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なんか丸っこいの出てきた。

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こんなん入ってました。

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さらに分解。

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なんだこの基板は。おそらくモータの速度調整と予想。しかし、いくら原価が安いとはいえ、適当すぎるw。

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驚きのシンプルな機構。こんなんで二足歩行できるもんなのか。

自分は分解の前には、左右に体重移動する機構が入っていると予想していたのですが、そんなものは必要ないようです。

左右に体重移動する機構がないということは、おそらく自然にリラックマ全体が固有の振動で左右にゆれるのに合わせて、足を前に出しているのだと思われます。

おそらく設計者は、うまく歩くように調整に調整を重ねたはずです。

確かにこの機構なら原価をかなり低く抑えられますが・・・。中国の製品にはこういうコロンブスの卵的な圧倒的な低価格で必要な機能を実現するオーバーテクノロジー(?)をたまに見かけます。それとも考えているのは日本人なのかな? 謎だな。いったいどういう経緯でこのリラックマは産まれたのでしょうか。なんだかそっちの方が気になってきました。

リラックマ おしゃれクリスマス トコトコぬいぐるみ

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グラフィグにモータ入れたい

グラフィグにモータ仕込んで、歩かせられたら面白いなと思いまして、検討してみました。

使いたいのはこのプチロボ用モータ。大きさは小さいけど、パワーも小さい。

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最近、DesignSpark Mechanicalという3DCADをちょこちょこ触っているので、練習がてら、モータを何個まで仕込めるかいろいろいじってしてみました。というか実際3DCADの練習の方が主だったんですがね。

というわけで検討結果が以下。

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こんなものでも、使い方がわかんなくて、結構時間かかってます。

結論としては、グラフィグを1.4倍の大きさにして、詰め込めば7個までは収まりました。ま、実際は機構とかあるから7個はムリでしょうけどね。

ちなみに練習でつくったiPhone5です。

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う~ん。それっぽい。

掃除機をつくりたい

ミニチュアな掃除機がつくりたいのです。なんで掃除機なんかって話ですが、理由はいくつかあります。

  • CNCフライス用の静かな集塵機がほしい(今小型の掃除機を減速して使っているのだけど、うるさい上に熱がこもる)
  • ロボットクリーナーを自作したい
  • CNCフライスでなんかつくりたい
掃除機なんか自作できないだろと思っていたんですが、いろいろと調べていくと、案外構造はシンプルで、性能にこだわらなければ、それなりなものはできそうな気がしてきました。
てことで、まずは自宅の小型掃除機の分解から始めます。

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外枠のプラスチックを壊さないように開くのに苦労しました。

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ここが肝のモータ&遠心ファンです。

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開くとこんな感じ。

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扇風機のプロペラみたいにうねりがあるとお手上げですが、この構造なら再現できそう。ただ、この形状がどういうふうに決まってるのかが謎なんですよね。

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こちらは、12VDCブロアーのシロッコファンです。構造を比べると、羽の数が全然違うのです。多分モータの回転数&回転トルクとのかねあいだと思うのだけど、どういうふうに決めているのかさっぱりわからないのです。まずは、丸々コピーして動かしてみることなのかなあ、と思っているところです。

 

渦巻ポンプ・歯車ポンプ・遠心ファン (新・機械設計製図演習)

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