【ミニ掃除機自作】アクリル板削り出し【その2】
ミニ掃除機自作の2回目です。今回はCNCフライスでアクリル板の削り出しをやります。
まず、ほしい形を二次元CADで描きます。
円盤にM3のネジを通すためのいくつかの貫通穴を空けた形です。
CADで描いた形状をDXFファイルで書き出し、CAMソフトにとり込みます。
CAMソフトは、「Cut2D」を使っています。有料なのですが、さすがに有料だけあって、わかりやすくて便利です。初心者向けで、必要十分な機能がそろっているというか、まあ業務向けのものを使ったことないので、比較のしようがないですが。
これは、「工具経路プレビュー」といって、仕上がりの予想図が確認できます。正直これなしだとうまくいく気がしないですね。
次に、CAMソフトからGコードを書き出し、CNCフライスのコントローラ付属の「USBCNC」というソフトにとり込みます。KitMill RDに付属しているソフトなのですが、ここらへんをオリジナルマインドさんがワンパッケージにしてくれているので、あまり難しいことを考えなくても、ボタン一つで問題なく動いてくれます。世の中便利になったものです。
写真は、USBCNCにGコードをとり込んだ図です。
アクリル板を両面テープで固定して、準備完了。
後はCNCフライスが自動で削ってくれます。うおお、ガンガン削れるぜ(屮゜Д゜)屮。
ちなみに、途中で一度工具を取り替えています。円盤の内周と外周はφ3のエンドミル、貫通穴はφ2のエンドミルで削っています。
仕上がりが近い状態。削りカスが半端ないですね。集塵機が調子悪くて、スイッチを切っているので、普段はもうちょっとマシなんですが。
じゃ~ん、削れました。削りきれていない部分もあるので、この後デザインナイフなどでキレイに整えます。
これで完成です。
仮組みしてみました。図面で想定した通りにぴったりおさまると、気持ちがいいんですよね。これがCNCフライスのうれしいところ。
次回は、遠心ファンの複製をやります。